中古物件購入時には値引き交渉が行われるのは一般的なようです。そのタイミングに向けての準備についての記事です。
あくまで売主は個人で、中古マンション購入時、地域は首都圏という事でご理解下さい。では早速ですが、、、
◎そもそも値引き交渉するのは普通?
普通だそうです!
そもそも値引きされる前提で少し高めに設定している場合が多いようです。
ネットで調べても、実際色々な仲介業者様へ聞いても同じ反応でした。
なので、特別な理由(超人気/レア物件等)が無い限りやるべきと思います!
◎値引き額
一番気になる話ですよね。でも、ネットで情報を探ると結構異なります。
・ある人は、端数(例:5980万円なら80万)程度と言います。
・またある人は、物件価格の5%(例:5980万なら299万)程度と言います。
・またある人は、物件価格の10%(例:5980万なら598万)以下と言います。
ここで分かるのは、意外に少ない額で値引き交渉する話が出てきません。
買主側としては1円でも安くなればという気持ちがあるので、5万円だけでも、
とか10万円だけでもとか言いたくなりますが、そういう少額での交渉は
しない方が良いようです。
というのは、実際売主さんに交渉する仲介業者さんも、交渉される売主さんも
人なので、思い付きで「ちょっと安くならないかなぁ? 安くしてよ~!」
みたいなのは気持ち的に受け入れ難いようです。
また、「半額にしてよ!」みたいな常識外れも相手にされません。
今後の信用にも関わるので止めた方が良いです。
◎交渉イメージ
本当かどうかは置いといて、人を動かす為に”根拠/理由”と”熱意/本気度”が
必要なようです。
例えば、「この物件はど~しても欲しい。でも、壁紙とエアコンは
新しくしたいけど予算が足りない。だからその為のコストだけでも
安くならないか?」というような理由と買いたいアピールが必要なようです。
例えば、私なら最低100万円の値引きをして欲しいとします。
なので、まずは倍の200万の値引き額でトライします。
そしてこんな感じの流れになるのではと。。。
私(購入検討者)
「予算的に厳しい。だから200万円安くならないでしょうか?
そしたら即決できるのですが。売主様と相談して頂けますか?」
仲介業者
「分かりました。売主様へ交渉します」
私
「頼れるのはあなただけです!どうしても欲しいのでお願いします!」
そして。。。
仲介業者
「購入検討者さんが200万の値引きを相談しています。どうします?」
売主
「200万は大きいなぁ・・・」
仲介業者
「でも200万引いても相場と同等ですよ?」
売主
「・・・」
仲介業者
「では間を取って、100万引きではどうでしょう?」
売主
「まぁ、そうしますか。それでも相場よりは高いですものね。」
>>>結果として、私の希望の100万割引成功!
◎実際の交渉
上記はあくまでイメージです。
実際の交渉は書面をベースに行われます。
でも、理由や熱意は書面では伝わらないので、
上記のように口頭で話をする事も必要です。
口頭はあくまで補助で本筋は書面です。
実際には購入申込書へ希望金額(値引いた後の金額)を記入して提出します。
そして、それを受け取った売主さんが検討し、回答するという事になります。
◎成功する為に
”根拠/理由”と”熱意/本気度”は必要ですが、
それを”誠意”を持って見せる事が大切です。
上に記載したイメージだけではおそらく不十分で、下記のような事も必要かと。
・同等物件についてローンの事前審査が通っていて、買える権利が既にある
(買えない人、冷やかしは誰でも相手にしたく無いですよね)
・値引き額以外で何かこちら側も譲歩出来るところは譲歩する
例えば、入居時期を買主さんに合わす。
例えば、手付金を多めにする。
・値引きの根拠として、”予算が足りない”という正直でも良いとは思いますが、
やはり折衝力に欠けます。「フローリングを張り替えたく、
そのコストが○○万だから」「ここら辺の相場○○○〇万円だから」等、
何かしら理由付けがあった方が心理的に受け入れられると思います。
・本当に購入したいのであれば、そして予算に余裕があるのであれば、
値引きせずに購入するのも手です。
モタモタしている間に誰かに先に越される可能性もあります。
どうでしょう?
皆さん経験あったらアドバイス下さい。